皆さん、こんにちは!
3月が近づくと、終わりが見える冬の風物詩に名残惜しさを感じるようになりますね。先日ご紹介した「寒天」のように、冬に仕込みが行われるものといえば「高野豆腐」。正式な呼称は「凍り豆腐」なのだそうですね。一年中煮物などで味わえますが、寒天とは違っていつ食べてもどこか冬を思い出す食材です。
高野豆腐は、カットした豆腐を冬の寒気を利用して屋外で凍結、乾燥を繰り返す“フリーズドライ”のような製法で作られる日本伝統の保存食。現代では、「凍結室」などを設けて、屋内で作るのが一般的なようです。“木綿豆腐からつくるスポンジ状の食べ物”と思っていましたが、絹ごし豆腐からでも作れるそうで、こちらは湯葉のような食感になるのだとか。
高野豆腐の故郷は、名前の通り和歌山県の高野山。約800年も前の鎌倉時代に生まれたそうです。高野山はごま豆腐でも有名ですね。高野豆腐が生まれたきっかけは、冬の屋外に豆腐を放置していたら…という「偶然」だそうですが、保存もきき食感も特徴的なことから、僧侶たちの精進料理に重宝され、寺を訪れた人にも振る舞われたそうです。江戸時代に入る頃には、「高野山土産」として江戸でも広がっていたようですね。
また、高野豆腐の故郷は、実はほかにもあります。それが長野県や東北地方。「凍(し)み豆腐」と呼ばれ、東北では伊達政宗が、長野県では武田信玄が、兵糧のために製造を奨励したとのエピソードもあり、実用的な保存食として重宝されていたことがうかがえます。日本の西と東で、自然に同じ食品が生まれたと思うと不思議な気分です。
高野豆腐の料理といえば、出汁がじわりと染み出す煮物が定番ですが、お肉の代わりに中華風の炒め物にしてもおいしいですよ。そして本日2月25日は、ヱビスビールが初めて発売された「ヱビスの日」。ぜひお気に入りのメニューとヱビスビールをお楽しみください!
■高野豆腐と野菜の甘酢炒め
https://www.sapporobeer.jp/feature/recipe/0000001645/
皆さん、こんにちは!
3月が近づくと、終わりが見える冬の風物詩に名残惜しさを感じるようになりますね。先日ご紹介した「寒天」のように、冬に仕込みが行われるものといえば「高野豆腐」。正式な呼称は「凍り豆腐」なのだそうですね。一年中煮物などで味わえますが、寒天とは違っていつ食べてもどこか冬を思い出す食材です。
高野豆腐は、カットした豆腐を冬の寒気を利用して屋外で凍結、乾燥を繰り返す“フリーズドライ”のような製法で作られる日本伝統の保存食。現代では、「凍結室」などを設けて、屋内で作るのが一般的なようです。“木綿豆腐からつくるスポンジ状の食べ物”と思っていましたが、絹ごし豆腐からでも作れるそうで、こちらは湯葉のような食感になるのだとか。
高野豆腐の故郷は、名前の通り和歌山県の高野山。約800年も前の鎌倉時代に生まれたそうです。高野山はごま豆腐でも有名ですね。高野豆腐が生まれたきっかけは、冬の屋外に豆腐を放置していたら…という「偶然」だそうですが、保存もきき食感も特徴的なことから、僧侶たちの精進料理に重宝され、寺を訪れた人にも振る舞われたそうです。江戸時代に入る頃には、「高野山土産」として江戸でも広がっていたようですね。
また、高野豆腐の故郷は、実はほかにもあります。それが長野県や東北地方。「凍(し)み豆腐」と呼ばれ、東北では伊達政宗が、長野県では武田信玄が、兵糧のために製造を奨励したとのエピソードもあり、実用的な保存食として重宝されていたことがうかがえます。日本の西と東で、自然に同じ食品が生まれたと思うと不思議な気分です。
高野豆腐の料理といえば、出汁がじわりと染み出す煮物が定番ですが、お肉の代わりに中華風の炒め物にしてもおいしいですよ。そして本日2月25日は、ヱビスビールが初めて発売された「ヱビスの日」。ぜひお気に入りのメニューとヱビスビールをお楽しみください!
■高野豆腐と野菜の甘酢炒め
https://www.sapporobeer.jp/feature/recipe/0000001645/
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ヱビスマガジン編集部
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2023/02/25
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