フリートーク

2025/10/04 09:35

【論述練習39回目】
 日本人とビールとの付き合いは、明治時代に幕を開けます。横浜の山手居留地に、外国人が開いたビール醸造所がいくつか存在したことが知られています。そのうちの一つが、ウィリアム・コープランドが経営した「スプリングバレー・ブルワリー」でした。ドイツ風のラガービールはコクがあって美味しく、「アマヌマ・ビヤザケ」の愛称で親しまれていました。当時の記録によると、醸造所の隣でビアガーデンも開かれていたそうです。

【キーワード】
明治、ビアガーデン、コク

【所要時間】
6分55秒

おはようございます。今日は、キリンビールの源流となった、ウィリアム・コープランドの醸造所のお話です。現在の北方小学校付近にあったとされ、現在も「ビヤザケ通り」の愛称が残されていますね。今年の2月、実際に現地を散策してみました。キリン工場で使用されていた「ビール井戸」などの史跡が残されており、日本のビール史の夜明けを感じさせてくれる良い場所でしたよ。なお、コープランドは妻の梅子とともに山手の外国人墓地に眠っているそうです。