読書のあとのYEBISU
読書のあとのYEBISU誉田哲也「妖の華」(2010年・P464)喉元を抉られ血を失ったシ体、そして、強くて美しき妖艶な女を繋ぐもの。大人気警察小説の原点となるデビュー作が、待望の復刊。(解説より)(N.Gワードをカタカナにしています)2002年のデビュー作とは思えない面白い作品です。読み手をグイグイと引き込む筆致。現在の
読書のあとのYEBISU町田そのこ「ドヴォルザークに染まるころ」(2024年・P288)小学生のとき、担任の先生と町の外からやって来た男が駆け落ちしたのを忘れられない主婦。東京でバツイチ子持ちの恋人との関係に寂しさを覚える看護師。認知症の義母に夫との悩みを打ち明ける管理栄養士。父と離婚した母が迎えに来て、まもなく転校するこ
読書のあとのYEBISUカツセマサヒコ「わたしたちは、海」(2024年・P272)クラスの女子たちが、タイムカプセルを埋めたらしい。6年3組のぼくは、親友のシンイチとヨモヤとともに、遠くの煙突の麓にある公園まで自転車で行ってみることにした――「海の街の十二歳」小学校教諭の岬と保育士の珊瑚。幼なじみの二人は休日に近くの海へド