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ken_pro
2025/04/15 06:08

読書のあとの福ヱビス

朱川湊人「花まんま」(文庫本2008年・P320)

2005(平成17)年・第133回直木賞受賞作

まだ幼い妹がある日突然、母のお腹にいた時のことを話し始める。それ以降、保育園をぬけだし、電車でどこかへ行こうとしたり、習ったことの無い漢字を書いたり。そして、自分は誰かの生まれ変わりだと言い出した…(表題作「花まんま」)。

昭和30~40年代の大阪の下町を舞台に、当時子どもだった主人公たちの思い出が語られる。ちょっと怖くて不思議なことや、様々な喜びやほろ苦さを含む物語に、深い感動と懐かしさがせまる傑作短篇集。(解説より)

短編6篇中の1篇が「花まんま」です。今月(4/25)の映画の封切り前に読んでおこうと。「花まんま」は53頁の短編です。読了後、どうやってこの短い話を2時間近い映画にするのかと思いました。

映画化によせて原作者の言葉として「原作をそのままに生かしつつストーリーを膨らませ、見事に世界を広げていただきました」とあります。

そうですよね。膨らましたんですね。鈴木亮平さんと有村架純さんの初共演は楽しみです。

ほろ苦い物語のあとの福ヱビス、美味しい。

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