ヱビスビアタウン(YEBISU BEER TOWN)

第3回ヱビスビアカレッジ講義レポート
第3回目ヱビスビアカレッジの講義はニューオリジン誕生秘話と食とのマリアージュ

ヱビスビアタウンの人気コンテンツである住民学びの場、ヱビスビアカレッジが3月25日(土)に第3回を開講しました。今回のテーマはヱビスブランドの新ライン「CREATIVE BREW」の第一弾商品となる「ヱビス ニューオリジン」。その誕生秘話から食とのマリアージュについて講義を行った様子をご紹介いたします。
レポート記事末尾では、講義内でご紹介した2つのメニューのレシピも掲載しています。
総調理長の丸山さんにご家庭でも作りやすい調理方法を提供していただきましたので、ぜひ最後までお楽しみください。

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登壇者プロフィール

有友 亮太
Chief Experience Brewer
2012年サッポロビール入社。サッポロビール北海道工場でビール醸造を担当した後、研究所にて酵母の研究に取り組む。その後、ドイツへ留学し、Brewmaster(ブリューマスター)の資格を取得。帰国後は新商品開発や研究を行う。2023年末開業予定の「YEBISU BREWERY TOKYO」の醸造を担当することが決定している。
丸山 快児
YEBISU BAR 総調理長
九州・福岡の和食店舗にて7年もの間研鑽を重ねる。その後、東京に戻ってからは老舗洋食チェーン銀座ライオンの小型新業態である銀座ライオンLEOの店舗で任につき、程なく業態担当調理長を拝命。そこから着実な実績を重ね、YEBISU BAR業態も兼任とした総調理長として抜擢され、今に至る。
福吉 敬
シニア メディア プランニングマネージャー
1972年北九州市生まれ。多摩美術大学卒。国内酒類メーカーから外資メーカーを経て、2014年サッポロビール株式会社に入社。2015年9月より、宣伝室のデジタル担当。そして、2021年4月からはヱビスブランド内でメディアプランニングを担う立場になり今に至る。デジタルメディアを主要フィールドとし、複層的メディアプランニングから分析設計、イベントPRまで多岐にわたる業務を担当。直近は、コンテンツコミュニケーション、ファンコミュニケーションに力点を置いたプランを展開中。

ヱビス樽生のニューオリジンで乾杯!

日常を彩る様々なトピックを講義する第3回のビアカレッジは、3月25日(土)の18:00~19:00にYEBISU BAR霞が関コモンゲート店から生中継。題して「新ライン『CREATIVE BREW』第一弾 “ヱビス ニューオリジン”を120%楽しむ方法」。

開発者の有友亮太さん、YEBISU BAR総調理長の丸山快児さんを迎え、ニューオリジン開発の裏側やビールと合う料理の選び方など、目からウロコのおいしい「グルメ×ヱビス」談義が交わされたひとときとなりました。

左からMCで秘書の野口さん、ヱビスブランドのシニアメディアプランニングマネージャーでヱビスビアタウンの町長・福吉さん。町長はヱビスビアタウンでオフ会に挑戦したいと語る。

ビアカレッジの幕開けはYEBISU BARだからこそ。支配人の川添さんが注ぐ樽生のニューオリジンで乾杯です。缶では3度注ぎが定番でしたが、YEBISU BARでは2度注ぎ。ビールが入ったグラスを回しながらクリーミーな泡をのせていきます。

まずビールを7、8分目ほど注ぎ、
びっくりするほどクリーミーな泡をのせる。樽生ならではのエレガントな1杯ができあがり。
恒例の「ヱビス~」で視聴者のみなさんと乾杯!
ニューオリジンは独特の口当たりで苦味があるけどスーッと飲めますねと野口さん。樽生は、ヱビスビール、ヱビス プレミアムブラック、ヱビス マイスター、琥珀ヱビス プレミアムアンバー、ヱビス プレミアムエールの5種。

CREATIVE BREW「ヱビス ニューオリジン」が生まれた秘話

乾杯した後は、ニューオリジンの開発者であるチーフ・エクスペリエンス・ブリュワー(略してC E B)の有友亮太さんが登場。醸造家としてビールのおいしさを追求するだけでなく、その先の体験も作っていきたいという想いを込めた肩書はヱビスに携わる皆さんで考えたという、新しいヱビスの挑戦を担う存在です。

今年末にオープン予定の「YEBISU BREWERY TOKYO」では、つくり手とお客様の距離感を大事にしていきたいと語る有友亮太さん(真ん中)。ちなみに有友流マリアージュはビールを決めてその味を引立てる料理を選ぶという。いままで飲んだビールリストがあるとか。気になります。

有友さんの肩書のように新しい体験を届けるヱビスブランドの新ライン「CREATIVE BREW」。130年にわたるビールのある幸せな時間をつくりだす挑戦のなかで、ヱビスが培ってきた知見・技術をもとに独創的で個性ある新しい味わいのビールを造り、おどろきと新しい幸せ時間を届けるのがコンセプトだと語ります。

第一弾となる「ニューオリジン」は、ヱビスビール発売当時に使用していたと思われるドイツ産ファインアロマホップのテトナンガーを使うことで、新たなヱビスの魅力の創出に挑んだそう。歴史から紐解いたという明治時代の筆記と高貴で洗練された苦味と香りに合うロイヤルブルーのパッケージが目を引きます。開発の全貌を知りたい方はこちらでも確認できます。

プロが伝授するヱビス×食事のマリアージュ

現在では収量があまりないレアなホップが使われているだけに、金のヱビスビールと違い、ニューオリジンが飲めるのは「半年限定」。そのためご家庭だけでなく、YEBISU BARだからこそ味わえる樽生を楽しみたくなります。

ところでヱビスに相性最高のフードメニューを数多く提供するYEBISU BAR。それぞれに合う料理やマリアージュはどのように考えているのでしょうか?

YEBISU BAR総調理長の丸山快児さんは、ビールを主軸に味わうのか、料理を主軸に味わうのか。そのときの気分とシーンに合わせて「自由に楽しむ」のがマリアージュのコツだと言います。

「YEBISU BARのフードメニューは、ビールがおいしいから料理がおいしい、料理がおいしいからビールがおいしいという相乗効果があるようつくっています」と語る丸山総調理長。好きなヱビスは王道の金のヱビスビール。

バランスよいヱビスビールはどの料理でも合いますが、とくに塩気のきいた揚げ物や、素材が活かされた和食が抜群。ホップの香りや麦のうまみを損なわずに楽しめます。もし洋食の気分ならば、濃厚感あるヱビス プレミアムエールを。うまみのある琥珀ヱビス プレミアムアンバーの気分ならば個性的なエスニック料理。麦のローストされた香りがあるヱビス プレミアムブラックならば牛肉料理やソーセージが合うと教えていただきました。

自宅で簡単に楽しみたいという方には、季節の食材そのものの味でも十分に楽しめますよと続きます。たとえば春が旬の「アスパラ」。金のヱビスビールには、塩茹でのマヨネーズ添え。琥珀ヱビスやプレミアムエールには、こってりとしたバター炒めが合うといいます。簡単ですぐに試してみたいマリアージュです。

ヱビスビールと真鯛のカルパッチョの組み合わせもおすすめだという丸山さん。「樽生によるクリーミーな泡と食べる料理は、非日常な特別感があります」

それではニューオリジンは? 丸山シェフによると、ビールのハーバルな香りとさわやかな苦味を楽しむのならば、柑橘系をきかせたしっかりとしているけどしつこくない肉料理。料理をメインに楽しむのならば、スパイスが効いた料理がおすすめだそうです。

そこで、講義内ではニューオリジンに相性抜群の、家でも真似できるYEBISU BAR特製の「金の唐揚げ」と「レモンチキンアヒージョ」の作り方を大公開。

講義内で紹介されたYEBISU BAR特製の「金の唐揚げ」と「レモンチキンアヒージョ」。記事の最後にレシピを公開しています。「金の唐揚げ」は、首都圏のYEBISU BAR各店(霞が関店、新宿店を除く)で4月4日(火)より販売しています。

金の唐揚げには、しつこくなく食べ飽きない鶏のむね肉を使用。その分チキンスープと白ワインを浸み込ませて揚げているので食べ応えのある一品に。一方で、レモンチキンアヒージョは、鶏もも肉に輪切りのレモンを重ねて加熱するだけの簡単レシピ。どちらもレモンの酸味と皮の苦みがニューオリジンのホップのさわやかさを引き立てて、試食した町長・福吉さんと有友さんもその相性の良さに大きくうなずいていました。画面越しで見ていても思わずお腹が鳴ります。

家でも再現できる!
金の唐揚げとレモンチキンアヒージョ レシピ

金の唐揚げ

材料(2〜3人前)
  • 鶏むね肉(1枚 約280g)
  • チキンスープ(大さじ5杯 75㏄ 顆粒チキンコンソメを水溶きしたもので可)
  • 白ワイン(大さじ4杯 60㏄)
  • おろしニンニク(小さじ1杯)
  • おろし生姜(大さじ1杯)
  • 塩(小さじ1杯 藻塩がおすすめです)
  • 醤油(小さじ0.5杯)
  • 唐揚げ粉(適量)
  • レモン(適量)
  1. 鶏むね肉を6個に切り、フォークで穴を開ける。
  2. チキンスープと白ワイン、おろしニンニク、おろし生姜、塩、醤油の調味料に漬け込み、5時間~一晩ほど置く。
  3. 水分を拭き取った鶏肉に唐揚げ粉をまぶす。
  4. 頭が出るくらいの油でつっつかずじっくりと4分揚げる。余熱で中まで火が通るように寝かせる。
  5. レモンを添える。

レモンチキンアヒージョ

材料(2〜3人前)
  • 鶏肉(お好みの分量)
  • 塩(下味用少々)
  • おろしニンニク(下味用少々)
  • オリーブオイル(鶏肉が2/3程度沈むくらいの量)
  • ニンニク(少々)
  • 唐辛子(少々)
  • レモン(輪切り数枚)
  • 塩(ひとつまみ)
  • 胡椒(少々)
  1. 一口大に切った鶏肉に塩・おろしニンニクで下味をつける。
  2. フライパンで皮目から鶏肉を軽く焼き目をつける。
  3. アヒージョ用の入れ物にオリーブオイル・ニンニク・唐辛子を入れる。
  4. 輪切りのレモンと焼いた鶏肉を交互に並べて塩・胡椒する
  5. 2〜3分ほどオイルが沸くまで直火でグツグツと加熱する。
  6. バケットを添える。

総調理長と、醸造家が教えるビールと食事のペアリングについての目からうろこの熱いトークもいよいよ終盤。最後に有友さんは、歳を重ねてもおいしいビールをつくっていきたいと語ってくれました。年度末にオープン予定の「YEBISU BREWERY TOKYO」の挑戦や第4回ヱビスビアカレッジの講義も楽しみに待ちながら。ニューオリジンで乾杯!

ぜひ、みなさまからのニューオリジンのマリアージュの感想をお待ちしております!

文・喜多布由子 写真・山本雷太

第3回ヱビスビアカレッジ 動画全編はこちら

タイムテーブル
00:00 オープニング
04:40 乾杯
10:30 話題の新ライン「クリエイティブブリュー」について
22:47 クリエイティブブリュー第一弾”ヱビス ニューオリジン”について
31:10 ヱビスと食事のマリアージュについて
39:13 “ヱビス ニューオリジン”に合うレシピの実演