2024/01/27 06:15
今日もさぶいので、あったまる温泉♨のお話を。
アッシュなお話 その二
むか〜し、昔、とある山の温泉場で親子が木の湯舟でほっこりしとりゃあたんだと。
そこへ、きつねどん、もとい、五人の親子がやってりゃぁて、軽く会釈、いいお風呂だね、入ろっか。皆で丹前や浴衣をするするとし始め、湯舟のほうをきょろっと見やあした、と思ったら、先に入ってた親子の一人の子どもが、おちょけて「いや〜ん、アッシュ〜はずかしー」と、わざとらしくあそこを隠したんだと。
後から来た親子連れは、さらりがフリーズ、上品な若いおばあさまが、坊っちゃんが恥ずかしそうだから後にしよっか。
みとれるよなお母さまと三人姉妹も、そうだねと
着直して、長い木の階段を、天女のような一団は、お泊まり棟のほうへ··戻ってかせりゃあたんだわ。
おこちゃまは、あぶないとこだった、ふー。
お父さんは、夢から醒めたよに、白い硫黄の湯舟でほうけたよになってまったんだと。
どうぞご遠慮なく、と一声掛けりゃ良かったのにね。
雲の上の秘湯でのお話は之にておしまい。😚