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ken_pro
2024/07/29 06:23

直木賞とYEBISU

黒川博行「破門」(2014年・P576)

2014年・第151回直木賞受賞作

映画製作への出資金を持ち逃げされた反社の桑原と建設コンサルタントの二宮は、資金回収のため、関西とマカオを奔走する。巨額の資金をめぐる争いはやがて組同士のトラブルに発展し、桑原にも絶体絶命の危機が ! (解説より)

反社の桑原と建設コンサルタントの二宮がコンビを組む、疫病神シリーズ第5作目が受賞しました。

直木賞選考委員から文学としてどうかの論議もあった様です。選考委員の北方謙三氏の「『国境』のころからこだわっていたので、受賞作となった時、安堵で大きく息を吐いた」のコメントが印象に残っています。

黒川博行氏は6歳で大阪に移り住んだため、「大阪人」を自認していて、小説の会話はほぼ関西弁です。会話のキャッチボールが軽妙で笑かします。

何本か映画になっていて、必ずワンショットで黒川氏が登場します。

疫病神シリーズは全7作品あり、8作目が出るのを楽しみにしているファンです。

直木賞を読んだあとの琥珀ヱビス。

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