ken_pro
2024/08/19 06:30
直木賞と八ヶ岳ビール(タッチダウン)④
馳星周「少年と犬」(2020年・P308)
令和2年・第163回直木賞受賞作
傷つき、悩み、惑う人びとに寄り添っていたのは、一匹の犬だった――。
2011年秋、仙台。震災で職を失った和正は、認知症の母とその母を介護する姉の生活を支えようと、危ない仕事をしていた。ある日和正は、コンビニで、ガリガリに痩せた野良犬を拾う。多聞という名らしいその犬は賢く、和正はすぐに魅了された。その直後、和正はさらにギャラのいい運転手役の仕事を依頼され、金のために引き受けることに。そして多聞を同行させると仕事はうまくいき、多聞は和正の「守り神」になった。だが、多聞はいつもなぜか南の方角に顔を向けていた。多聞は何を求め、どこに行こうとしているのか……
犬を愛するすべての人に捧げる感涙作! (解説より)
連作短編の6篇。
行く先々で、哀しく切ない人に寄り添う一匹の犬。岩手の釜石市から熊本まで、忠犬・多聞の縦断。全編が不幸な結末で進んでいきますが、ラストは少年の再生がありました。
感涙必至の名作です。
直木賞の涙と至福のビール。
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投稿を表示最近は読んでないですが、マンゴーレインと弥勒世のノワール物は週刊誌連載中から読んでました♪
あの世界観が好きです♪
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投稿を表示私も読みました。何度涙流したことか…
私も東日本大震災の僅かばかりですが被災しました。なので、当時を思い巡らせながら。感動作でしたね。
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投稿を表示kenproさん
僕は猫より犬派です😉
犬は躾ければ忠実なので、1度飼ってみたかったと思っています🐶
6篇全てが不幸な結末で進んで行く中で、感動があるというところに惹かれますね🤔
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投稿を表示ken_pro様
遊んでばかりいるわけではないのですが…時間が無く本📖を、読む時間を作れません🤣
紹介の本📖は是非読みたいです🤔
うふふ✨🍀