ken_pro
2025/01/06 06:16
直木賞とBROOKLYN BREWERY( DEFENDER IPA )
小川哲「地図と拳」(2022年・P640)
令和4年・第168回直木賞受賞作
「君は満洲という白紙の地図に、夢を書きこむ」。日本からの密偵に帯同し、通訳として満洲に渡った細川。ロシアの鉄道網拡大のために派遣された神父クラスニコフ。叔父にだまされ不毛の土地へと移住した孫悟空。地図に描かれた存在しない島を探し、海を渡った須野……。奉天の東にある〈李家鎮〉へと呼び寄せられた男たち。「燃える土」をめぐり、殺戮の半世紀を生きる。
ひとつの都市が現われ、そして消えた。日露戦争前夜から第2次大戦までの半世紀、満洲の名もない都市で繰り広げられる知略と殺戮。日本SF界の新星が放つ、歴史×空想小説。(解説より)
P640の長編。この分厚く重たい本は持ち運びが難しいので自宅で読むしかなく、連休の年末年始にかけて気合で読了しました。序章の1899年・夏から始まり、第1章から第17章の1945年、そして終章の1955年・春までの半世紀の壮大な物語。序章からグイグイ引き込まれ、各章のエピソードに圧倒されました。満州の歴史を少し学んだ気がします。
長編を読んだあとの美味しいビール。BROOKLYN BREWERY( DEFENDER IPA )。
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投稿を表示ken_pro様
「燃える土」とは何だったのですか? 300頁を数ヶ月で読む私とはペースが違いすぎますね、もっとも科学書籍だったので、勉強しながら書き移すやり方でしたので。