ken_pro
2025/08/12 06:14
読書のあとの箕面ビール(ScottishAle)
川上未映子「ヘヴン」(2009年・P248)
2022年「ブッカー国際賞」最終候補作。
<わたしたちは仲間です>――十四歳のある日、同級生からの苛めに耐える<僕>は、差出人不明の手紙を受け取る。苛められる者同士が育んだ密やかで無垢な関係はしかし、奇妙に変容していく。葛藤の末に選んだ世界で、僕が見たものとは。善悪や強弱といった価値観の根源を問い、圧倒的な反響を得た著者の新境地。(解説より)
実力のある好きな作家さんです。「ブッカー国際賞」最終候補にもなったこの作品は、過酷な苛めの話です。中学生の苛めによる自サツが新聞によく載った時代を反映しているのでしょうか。苛める側と苛められる側の価値観の根源を究極まで掘り下げています。
読書のあとは美味しいスコティッシュエール
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