ken_pro
2024/09/16 06:13
直木賞と黒ラベル⑧
垣根涼介「極楽征夷大将軍」(2023年・P552)
令和5年・第169回直木賞受賞作
やる気なし
使命感なし
執着なし
なぜこんな人間が天下を獲れてしまったのか?動乱前夜、北条家の独裁政権が続いて、鎌倉府の信用は地に堕ちていた。
足利直義は、怠惰な兄・尊氏を常に励まし、幕府の粛清から足利家を守ろうとする。やがて後醍醐天皇から北条家討伐の勅命が下り、一族を挙げて反旗を翻した。
一方、足利家の重臣・高師直は倒幕後、朝廷の世が来たことに愕然とする。後醍醐天皇には、武士に政権を委ねるつもりなどなかったのだ。怒り狂う直義と共に、尊氏を抜きにして新生幕府の樹立を画策し始める。混迷する時代に、尊氏のような意志を欠いた人間が、何度も失脚の窮地に立たされながらも権力の頂点へと登り詰められたのはなぜか?
幕府の祖でありながら、謎に包まれた初代将軍・足利尊氏の秘密を解き明かす歴史群像劇。(解説より)
登場人物が多くて、はたしてこの男は敵か味方か?になりました。武士は名前が変わるのでややこしいです。幼名→元服→通称があり、一人で三つの名前が登場して誰だか判らなくなります。戦など全くやる気のない尊氏を、弟の直義(ただよし)と側近・師直(もろなお)が担いで天下獲りを。尊氏の面白いキャラと、忠直・師直の魅力的な人物像が描かれています。
名作のあとの黒ラベル。
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投稿を表示ken_pro さま
この本、確かに登場人物が、多く、頭の中で整理出来なくて、断念したダメなとらひっぽです。
あと、そうそう、名前が変わるのが、ねェ。。😕
だけど、わかりやすくご紹介いただいたので、気持ちが変わってきました。
また、チャレンジしてみます。
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投稿を表示kenproさん
この作品は受賞直後に購入するか迷いましたが、もう1つの受賞作品【木挽町の仇討ち】を買うことにしたので、見送りました。
幼い頃から読書が苦手な僕は、長編は読むのが大変なので😅
※仇は読み易いように敢えて漢字記載です🤭
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