ken_pro
2024/07/02 06:28
読書のあとのGORA BREWERY (HAZY JUICE IPA)
葉真中顕「鼓動」(2024年・P328)
ホームレスの老女が燃やされた。犯人・草鹿秀郎はもう18年も引きこもった生活を送っていた。長年引きこもった男の人生にいったい何があったのか。事件を追う刑事、奥貫綾乃は、亡くなった老女に自分の未来を重ねる。私もこんなふうに死ぬのかもしれない---。刑事と犯人、二つの孤独な魂が交錯する。困難な時代に生の意味を問う、感動の社会派ミステリー。(解説より)
2019年に元事務次官(76歳)だった父親が44歳の息子を死亡させた事件がありました。8050問題です。小説では、引きこもりの犯人・草鹿秀郎の幼少時代から中学・高校のいじめ、大学を卒業したが超氷河期の就職難。やっと入った会社でのパワハラなどで壊れていきます。刑事・奥貫綾乃の人生も平坦では無く将来の不安を抱えています。ラストは意外な展開に。
それがタイトルの「鼓動」なのでしょうか。
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投稿を表示kenproさん
著書の解説やkenproさんの解説を読むと、社会派ミステリーは分かりますが、感動ものなのですか😮
想像がつかないですね😉